スピネット(横型チェンバロ)を直してスタジオに持って行った話(前半)
HAPPY HALLOWEEN!!! 👻🎃
と言ってもどうやら世間はそこまで盛り上がっていないようですね(というか盛り上がらないようにしてる気もする)それと同時に母校の国立音楽大学では学祭が始まりました🕺💃
国立音楽大学といえば楽器資料室があり、数多くの貴重な楽器が展示されていることでも有名ですよね!
というわけで今回は、過去にやった修理「スピネットをヤフオクで競り落として修理した話」 をしたいと思います。
時は遡り2022年1月
趣味のYahoo!オークション漁りをしていると、何やら気になる投稿が。
「TOKAI製チェンバロ 状態悪いです」
なに?!?!
電子チェンバロではなく?!
疑いつつも投稿を見ると確かに写真のチェンバロ(スピネット) には弦が張られており、ちゃんとしたアコースティックな楽器でした。
このチャンス逃してなるものか!! と言わんばかりに競りに競り、なんと6万円でゲットしました!
安い!!
早速、出品業者が墨田区にあったので 車で取りに行くことに🚗
するとなんと楽器専門の業者かと思えば、冷蔵庫や棚など、主に家具や家電などを出品していた業者でした!
いや、こんな業者がどこでこんなものを...
と思いながらせっせと車に乗っけて帰宅。


・弦が切れてる(2本)
・鍵盤が動かない
・ 一部蝶番が腐食して壊れている
・プレクトラム(爪)が破損している
これが主な修理箇所でした。
というまずはプレクトラムと弦を三創楽器さんで購入。
と、その前に、まずはこの楽器の説明から。
このスピネットは東海楽器が約40年前に製造していたスピネットで、個人から学校まで様々なシーンで使用されました。
その後、製造中止となり、現在は弦やプレクトラムの部品の販売のみ、チェンバロなどの古楽器製造をされいている三創楽器さんが行っております。
以下、スペックです。
- TOKAI TS-101
- 鍵盤:54鍵
- 音域:C~f
- 配列:単線8フィート
- ストップ:リュートストップ(バフ)
バロック&古典音楽を嗜むには最高ですね!
また、私たち声楽家からしたら、モーツァルトなどの古典派以前のオペラのレチタティーヴォ・セッコの練習にも使えます!
さて、楽器の紹介をしたところで本題に戻ります。
まずどこから修理しようかと考えましたが、とりあえず動かない鍵盤を修理することに👨🔧
分解してみると、鍵盤の構造はピアノとほぼ同じで、鍵盤の下にピンが刺さっており、そのピンに沿って鍵盤が動くという仕様でした。
ひとまず、このピンの錆や汚れが酷かったのでヤスリやピカールなどで研磨して綺麗に✨
(下の写真はbefore & after)
鍵盤が動きやすいように、鍵盤が歪んだり変化した部分は熱で曲げたりするなど、様々な修理を行いました🔥


この後に行ったのは、すべての金属部品の研磨と、ネジ穴の補修です。
この作業は地味ですが、before & afterを見るのが気持ちいいので時間を忘れてやっちゃいます笑


ちょっとなんだか投稿が長くなりそうなので、今回は一旦このへんで終わります🙏
続きはまた明日!👋
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